Q. 自転車同士の事故でしたが、怪我がひどく、治療費や慰謝料を相手に請求したいと思います。
A. 自転車事故の場合、どちらかが一方的に悪いケースはまれで、過失割合が問題になります。事故発生時に警察に届け出ていれば、現場検証をもとに定型書式による事故報告書や事故発生状況図が作成されていますので、これをもとにお互いの過失割合を話し合い、治療費などについて示談を進めていくことになります。警察への届出がない場合は、お互いに過失割合を立証しなければなりません。相手への請求金額や事故対応は基本的に自動車の事故に準じますが、保険に入っていないケースが大多数ですので、事故後、相手方個人の支払能力を考えながら話を進めていくべきです。